ケラを一周
2007 年 6 月 23 日このトレックは今までやったトレックの中の一番であるかもしれません。 フランス国家認定トレッキングガイドの講習者選抜試験のために受けていた練習の中にケラ(Queyras)で五日間の自立トレックというものがありました。自立トレックというのはこういうことです。
- 毎日、試験のときと同じように、標高差2000メートル、距離30キロを歩かなくてはいけません。
- 最も良い場合でも非難小屋や羊飼いの小屋でしか泊まれないので、日間に必要な物を全て持ち、自立しなくたはいけません。
まあ、驚くことはありませんが、ちゃんと準備しないと大変になると思いました。けれども、五日間、17キロを平気で持っていて、さらに遊ぶためにサッカーボールも運ぶ余裕があった人がいました。それには驚きました。 目的はケラを一周することで、イタリア側にも入りました。講習の人数が多くて、二つのグループで分かれて、反対に ケラを一周しました。私のグループは10人(サッカーボール持ちの人を入れて)がいました。 大変素晴らしい五日間でした。
ケラで登山するのが初めてで、まだ人跡未踏の大自然な感じ(例えばオート・サヴォア県にあるモン・ブランなどに比べる)でした。それから、峠を次々を越えて新しい谷に入って、また新しい風景でした。同じトレックでこんなに沢山見えるのも初めてだったかもしれません。目が(足も一緒なんですが)休めませんでした。 それから、カラマツの森との出逢いも初めてでした。この森が明るくて、光が木を通してワスレナグサの青い敷物をやさしく撫でている感じで穏やかな気持ちに溢れている森でした。 話より写真のほうがいいかもしれませんので、ご覧ください。
出逢い
このトレックが犬跡で記憶されています。 一日目モリーヌ・アン・ケラを通り過ぎて、羊の牧場があるところに入りました。ちょうどそのとき羊飼いが群を誘導していました。現在、狼がイタリアからフランスに戻っているので、パテゥ(patou)という犬がまた羊の番犬として使われています。その種が簡単に言えば、「名犬ジョリィ」のアニメのなかに出る白い犬の感じです。大きくて、力がある犬です。群を守るために、そういう犬が子供のころから羊と一緒に育つ習慣があります。そうすると羊が家族だと思って守ります。知らない人に対してとても危険です。事件は珍しくはありませんので、アルプスで羊の群に近寄らないのは基本の安全ルールです。ですから、私達は道を外して、群を迂回するつもりで森の中に入りました。すると一匹の犬が来ましたが、全然怖くなくて、尻尾を振りながら私達にこすりつけて、羊飼いの方に戻りました。もう安全だと思って進みましたが、仲間が現れて、前にいた女性のリュックを噛みました。羊飼いが犬を呼んでそれで終わりましたが、数センチで外れていたら、リュクではなくその女性のお尻を味わえたという話になっていました。
二日目もまた犬が現れました。今回は優しいシェパードでした。イタリア側のマルジャッセトとういう村を通ったときにそのシェパードが近づいて来て、恨みっこなし犬と遊んで枝なだを投げ続けました。二日間、私達に付きまといました。反対にケラを一周した他のグループと擦れ違ったとき、彼らに犬と遊ばせて、家まで戻らせて貰った。
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ルート
一日目 : アブリエス村() − ローズ峠(col de la Lauze) − ラシの谷(vallon de Rasis) − パ・ド・シャイ(pas du Chaï) − ガルディオル・ド・ラルプ(Gardiole de l’Alp) − モリーヌ・アン・ケラ村(Molines-en-Queyras) − クロ・アンリの羊飼いの小屋(Bergerie de clos Henri) 標高差:+1890m⁄-1340m 距離:16km
二日目 : プレ・ド・フロマージュ峠(col des Prés de Fromage) − フロマージュ峠(col Fromage) − カンブレット尾根(crête des Chambrettes) − ブラムース峠(col de Bramousse) − セヤク村(Ceillac) − 鏡の湖(lac Miroir) − サンットアヌ湖(lac Saint-Anne) − ジラルデン峠(col Girardin) − マルジャセ村(Maljasset) − プラン・ド・パルアール(Plan de Parouart) − シャブリエールの羊飼いの小屋(Bergerie de Chabrière) 標高差:+2020m⁄-1077m 距離:32km
三日目 : ロンジェ峠(col Longet)を越えてイタリアに入り − アニエル峠(col Agnel)を越えてフランスに戻り − ヴィウ峠(col Vieux) − ペルヌ非難小屋(cabane Peyroun) 標高差:+1590m⁄-1880m 距離:27km
四日目 : エシャップの駐車場(parking de l’Echap) − ヴィゾ展望台(Belvedère du Viso) − セリエール峠(col Seillière)を越えてまたイタリアに入り − シアボ・デル・プラ村(Ciabot del Pra) − アルペ・クロセナ(Alpe Crossena) − ピス非難小屋(Gr del Pis) 標高差:+1860m⁄-2010m 距離:29km
五日目 : ウリヌ峠(col d’Urine)を越えてフランスに戻り − アブリエス村(Abriès) 標高差:+620m⁄-980m 距離:13km

















