八ヶ岳、石尊稜

 カテゴリー: 山の情報, 山行記録

今年最初の冬山登山の2日目、石尊稜に登るのを目標に定めた。出発したのは朝の5時という早さだ。こちらも、そして特にこのルートでは(あるいは我々がダメなせいでトポの説明を読み解けないのかもしれないが)山稜の出発点を見つけるのが難点だ。今回は完全に立ち往生してしまった。それを見つけるのにパーティーがルートを発つのを見かけるまでに3時間もかかった。実際の登りよりもルートを見つける方にもっと時間を費やしてしまったほどだ。GPSの跡の方が助けになるだろう。トポに載っている描写は自分の感じでは全く明確ではない。

いったん山稜を見つけてしまうと、最初の岩壁の取り付きにすぐに着いた。 約30分ほどで、ルートの核心を成すところだ。

Yatsugatake Sekisonryo ridge - at the base of the 1st pitchYatsugatake Sekisonryo ridge - climbing pitch 1

この最初の難関を過ぎるとルートは時々狭くなったり急になったりする雪の稜線に沿って行く。そこをロープを張りつめた状態で、あるいはたまに途中で木にプロテクションを取りながら2番目の岩場まで登った。こちらの岩場は最初のより簡単で踏み場がしっかりしている。

Yatsugatake Sekisonryo ridge - snow ridge above pitch 1Yatsugatake Sekisonryo ridge - climbers on pitch 2 - 1Yatsugatake Sekisonryo ridge - climbers on pitch 2Yatsugatake Sekisonryo ridge - exiting pitch 2

岩の後ろを通ってたいへん狭いルンゼが出口の斜面に続いている。岩山のまん中でいかにも高山の趣があり、きれいなルートの出口だ。

Yatsugatake Sekisonryo ridge - climbing the final slopeYatsugatake Sekisonryo ridge - climbers exiting the routeGoing down by the Jizoone ridge

阿弥陀岳北陵と比べてこのルートの方が美しく面白味があると感じた。岩山の部分のほうが長くてちょっぴり難しい。雪の山稜はすこし急な上りになっていて出口は簡単ながらも高い山の雰囲気でいっぱいだ。入門者のルートと言えるが阿弥陀岳北陵よりは高度でもう少し本気を要求される。

地図

このルートに必要な地図は
1/25000地形図、 八ヶ岳四部、甲府9号-3、NI-54-31-9-3
1/25000地形図、 八ヶ岳東部、甲府9号-1、NI-54-31-12-3

それか1/50000の地図:山と高原地図 八ヶ岳(蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰)

 

[googlechart gpx=”http://www.tozai-trek.com/wp-content/maps/yatsugatake-sekisonryo.gpx”]

GPS用のGPXファイル: yatsugatake-sekisonryo.gpx.

安全

最初の岩場は取り付きに支点の装備があり、下方の部分はエクスパンション・ボルトでプロテクトされている。中間の支点もあるが、高さが30メートルぐらいなので実用性があるのか疑問に思った。土の多い上部の部分のプロテクションはもっと難しく、支点と同様に木の上に取る。

2番目の岩場は取り付きに支点の装備があるが、ルートには無い。クライミングは比較的容易だと言える。行程の中途、すぐ上に古いハーケンのあるところに出っ張っている岩の上にスリングを使って危なっかしいプロテクションを取ることはできる。上の支点は出っ張った岩のまわりにつけられる。

山稜と雪の急斜面はそれほど難しくはない。木の上に支点を取ることができるならより速く能率が上がり、必要なら木々のまわりにスリングを用いてリーダーとセカンドのあいだに中間のプロテクションを同時にとりながら進むことができる。

山頂の斜面はプロテクションが取れず、ロープを張った状態であるいは出っ張った岩まで登ってピッチを切って登る。

下りは地蔵尾根から簡単に降りられる。

八ヶ岳と蓼科山の情報

ルートのトポは「 チャレンジ!アルパインクライミング(八ヶ岳・南アルプス・谷川岳編)」(ISBN-13: 978-4808307936)の中にある。

  • 南八ヶ岳に関する情報(山小屋、地図、安全…)はこの投稿にあります、
  • 北八ヶ岳に関する情報(山小屋、アクセス、安全…)はこの投稿にあります、
  • 蓼科山に関する情報(山小屋、地図、安全…)はこの投稿にあります。
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